2012年8月19日日曜日

うなぎ 花菱「うな重定食」 [渋谷道玄坂・神泉]

斎藤茂吉が愛した老舗「うなぎ 花菱」
というわけで
わたしは個人的には斎藤茂吉の短歌も精神医学も全く評価しなし
先輩だと言っても何の尊重もしないが
うなぎが死ぬほど好きだったらしく
食べ続けたことに関してはイイヤツだったと思う
戦争で疎開するときもうなぎの蒲焼きの缶詰をたくさん持っていったらしい


渋谷のいい場所にある花菱は、店のなかは大したことはない
接客は愛想のいい中年婦人がいていいけれど
客層は渋谷の真ん中でなんじゃというくらい
お年寄りで粋じゃない系が集まっている
いかんなーこれは


しかし味はとてもいいのだ
これならお年寄りにも人気が出るだろう
一番高いものでも4000円でお釣りがくるのだから
お年寄りがチューチュー食べるにはちょうどいいだろう


注文してからしばらく待った
別に急ぐ年でもないし次の用もないのでムダ話をして待った


待たされるとますます美味しくなるものらしくて
いやーー、美味しかった
特別なところは何も無いんだけどね


量も少なめだし、うなぎはふっくらしていていいけれど中級だし
たれもまずまずで尖った特徴はなく
白米も何と言って難のないもので
しかしそういったことの全部が実に良い調和なのだ


茂吉が食べていた頃とは職人さんも違うだろうし
あれこれ違うと思うが
やはりいまも最上級にいい味である


店を出てから東急本店に立ち寄る
地下の紀ノ国屋で野菜を買う



アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち
Café de los MAESTROS


2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオで、1940年代から50年代に活躍し、アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスター達が感動的な再会を果たした。彼らはアルバム「CAFÉ DE LOS MAESTROS」に収録する歌を歌うためにこの場所にやって来たのだった。60~70年もの演奏歴をもち、今なお現役で輝き続ける、まさに国宝級とも言えるマエストロたち。時を重ね人生の深みを増した歌声が響くなか、彼らは激動の歴史とともにアルゼンチンに脈々と生き続けてきたタンゴの魅力と自らの思い出を語り始める。
ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座に並ぶ世界三大劇場のひとつであるブエノスアイレスのコロン劇場。真夏の一夜、タンゴの歴史をつくりあげた偉大なる巨匠(マエストロ)たちが一堂に会したそのとき、二度とは観ることのできない奇跡のステージの幕が開く。



前売り中だった



「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」




「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督
ジョン・キーツの生涯一度の悲恋
というらしい


1818年、ロンドン郊外のハムステッド。詩人として活躍するジョン・キーツは、貧しさのために親友のチャールズ・ブラウンの家に住むことになり、そこで出会った隣人のブローン家の長女ファニーの輝くばかりの美しさに惹かれていく。そしてファニーは、弟の死や詩の酷評で傷つくキーツを優しく包み込む。ファニーとの“恋”は、キーツを詩人として成長させ、英国文壇からも少しずつ評価されるようになっていく。しかし、ふたりの幸せな時間は長く続かず、キーツは弟と同じ結核を発症してしまう。日々弱まっていくキーツに寄り添うファニー、二人の純粋な愛は現在でも輝き続ける“詩”に焼き付けられていく・・・。